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◎俳談

 ◎俳談
寒雀餌やる母のいまは亡し 杉の子
 野鳥撮影が趣味なのが読売新聞グループ本社主筆の渡辺恒雄さんだ。普段から骨太の言論人としてもっとも尊敬すべき人と思っている。政府の情報保全諮問会議の座長として活躍した。秘密保護法をめぐっては戦前の治安維持法と言わんばかりの朝日の風評垂れ流しに、読売が毅然(きぜん)とした論調を張って、世論の正確なる誘導に努めた。諮問会議は政府が独走するのを外部から目を光らせる役目だった。
 そのナベツネさんは庭に鳥の餌台を作って超望遠レンズで撮影するそうだ。超望遠レンズを駆使した野鳥撮影は一種の狩りのような爽快感を覚える。日日の仕事のストレス解消にはもってこいだ。
 だいいち狩猟のように生命を遊びで殺傷しないのがよい。ナベツネさんにカワセミ撮影を教えたら、確実にはまる。しかし年も年だし底なし沼に落ちないように、庭に来る野鳥で我慢してもらった方がよい。筆者の庭の餌台にも雀はもちろん、メジロ、シジュウカラ、ツグミ、ハト、ムクドリ、ヒヨドリなどがひっきりなしに来る。近頃はオウムまでやってくる。カワセミ撮影に行かないときはもっぱらこれらの鳥を撮っている。
群れ雀寒夕焼を追ふごとく 杉の子